「世界市民」!!

更新日:2020年4月29日

「世の光」。《世》つまり世界です。今日、私たちのくらしは多くの国々、地域とつながっています。経済、政治、文化、社会、私たちのかかわる教育にも及んでいます。隣人の生活を無視して現代の私たちは生きることはできないということです。「グローバル」という言葉が語られる所以です。「グロウブ」とは「地球」です。球体であることを意識した意味での地球です。球体がイメージさせるのは、表面積が有限だということです。いくら地球が巨大であっても、ぐるっとまわれば遠くにくらす人も、近くに住む人と同じく隣人である、これがグローバルな時代に生きる私たちの制約条件です。

しかし現実問題、地球の裏側とはいわなくとも、遠い地域、交通の不便な地域、情報が乏しい地域の事柄を私たちはあたかも地球上に存在しないかのように日常の生活を営むことができます。いや、むしろ意図的に目をそらしていることも少なくありません。そこで「世」、「世界」という言葉が意味を持ってきます。「世界」とは「全世界」というようにすべの国々や人々であると同時に、それぞれ自分のくらしの広がり、経験の領域を意味しています。世界という言葉には全世界、定冠詞の世界と複数形のある個々の世界という緊張があります。それは時に大きかったり小さかったりしますが、各々自分が生きる世界をもち、それがより豊かなもの恵まれたものであるように望み、そのために日々努力をしています。自分の世界に対して当事者として責任をもっていきています。「世の光」であるとあえて言うとき、それは二つの世界という言葉の二重性をこえて、「全世界」を「自分の生きる世界」として臨むという認識・態度の表明なのです。グローバルな時代、自分たちの制約条件として強いられて関わるのでもなく、また、そのような制約条件を無視するのでもなく、あえてグローバルな世界において当事者となり、自分の生きる世界を豊かに恵まれたものとするために働く者となる、そのような思いが「あなたがたは世の…」という言葉に込められています。(プレートは、2020年4月24日撮影)







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